毎回ボリュームのある教材ができあがるので、母は作成しながら一通り読んでますが、月は全部読んでるわけではありません。ほとんどは母がネタをおすそ分けしています。ワーク系も時間なくて、なかなかできてません。イメージするだけで終わっちゃう。そんな中、このアフリカの教材は隅々までとりくんだ教材になります。
日本も領海を含めると大きな国になりますよね。このブログにはアップしてませんが、以前にそんな学習もしたなー。
母:「ねえ、月。世界地図のほとんどが間違ってるって話、知ってる? アフリカが本当はもっと大きいんだって」
月:「あー、メルカトル図法やろ。知ってるわ。グリーンランドがめっちゃデカく見えるけど、本当はアフリカの方がデカいってヤツやん」
母:「そうそう! アメリカとか中国とかインドとか、全部合わせてもアフリカに入るらしいよ」
月:「でもアフリカって54カ国もあんねんで。アメリカとか中国は1カ国やん。比べるのはおかしいやろ」
母:「確かにそだね…。でも地図の『見た目』が認識を歪めてるって話だよ」

◇作成した教材
2025年8月、アフリカ連合(AU)は「Correct The Map」キャンペーンに参加しました。これは、私たちが普段見るメルカトル図法の地図がアフリカを実際より(グリーンランドと同程度に)小さく描いており、世界の認識を歪めている問題を正す運動です。キャンペーンは、アフリカの真の大きさ(グリーンランドの14倍)を正確に示す「イコール・アース図法」の使用を呼びかけています。
1. 基本質問
2. 言葉の学び
2-1. 漢字:地図、大陸、正確、認識、教育
2-2. 語彙:歪める、相対的、図法、採用、段階的
3. 地理 - アフリカ大陸を知ろう
3-1. アフリカの位置と大きさ:アフリカ大陸に色を塗り、面積、陸地割合、国数、最大国、最多人口国を調べる。
3-2. 大きさを比べてみよう:アフリカの輪郭に、アメリカ、中国、インド、欧州、日本を描き入れ、大きさを比較する。
4. テーマ探求① - 地図の歴史と投影法
4-1. 地図とは何か:地球(球体)を平面に表すことの難しさ(オレンジの皮の例え)。
4-2. 投影法とは:球体を平面に表す方法で、面積・形・距離・方位の何かを犠牲にする。
4-3. メルカトル図法の誕生:1569年メルカトルが開発、大航海時代に等角航路(直線で航行)のため役立った。
4-4. メルカトル図法の仕組み:正角図法(形は正しい)だが、赤道から離れるほど(高緯度ほど)面積が拡大される。
5. テーマ探求② - イコール・アース図法
5-1. 新しい地図の開発:従来の正積図法(モルワイデ、ピーターズ)は形が不自然だったため、2017年に開発された。
5-2. イコール・アース図法の特徴:正積図法(面積が正しい)で、面積と形のバランスが良い。
5-3. なぜ面積が重要なのか:地図上の大きさは重要性の認識につながり、アフリカの可能性を小さく見積もる恐れがある。
6. テーマ探求③ - 地図と権力
6-1. 地図は中立ではない:投影法、中心、上下の選択は、製作者の意図(例:航海、ヨーロッパ中心)を反映する。
6-2. 上と下:北が上というのは絶対的な真実ではなく、南が上の地図は世界観を変える。
6-3. 中心をどこに置くか:中心にある国は「世界の中心」と感じやすく、地図は世界観を形作る。
7. テーマ探求④ - アフリカについて知ろう
7-1. アフリカの多様性:54カ国、多数の言語、宗教、気候があり、「アフリカ」と一括りにできない。
7-2. アフリカの資源と経済:豊富な資源(コバルト等)を持つが、植民地時代の構造が経済的困難の一因。
7-3. アフリカの未来:2050年の人口予測、若い平均年齢、資源から、アフリカの可能性について調べる。
8. テーマ探求⑤ - 地図の数学
8-1. 球面と平面:地球の表面積(4πr²)の計算方法と、陸地と海の割合。
8-2. 緯度による歪み:メルカトル図法での見かけの長さ(実際の長さ ÷ cos(緯度))を計算する。
8-3. 面積の計算:アフリカとグリーンランドの面積(14倍)の計算、他国(米、中、欧、日)との面積比の計算。
9. 実験活動 - 地球儀を平らにしてみよう
9-1. 実験:オレンジの皮に経線・緯線を描き、むいて平らにして、球体を平面にする難しさを体験する。
10. 文学作品① - まど・みちお「ちきゅうぎ」
10-1. 詩を読む:詩「ちきゅうぎ」を読む。
10-2. 深く読む:まど・みちお『ちきゅうぎ』(『てんぷらぴりぴり』所収)。詩と地図の関係を考える。
10-3. テーマとの関連:地球儀(平等)と平面地図(中心、大小)の対比から、世界観を考える。
11. 文学作品② - ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』
11-1. 作品の一部
11-2. 深く読む:ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』。地図上の「空白地帯」の意味を考える。
11-3. 背景:19世紀のヨーロッパによるアフリカ植民地化とベルリン会議。
11-4. テーマとの関連:地図が「空白」と描くことが、植民地主義(権力)とどう結びついていたかを考える。
12. 表現活動
12-1. 深く考える:メルカトル図法とイコール・アース図法の違いや、地図が認識に与える影響を考える。
12-2. ディベート:「イコール・アース図法を使うべきか」「用途で使い分けるか」「複数を併用すべきか」を議論する。
12-3. 創作活動:詩「地図を見て」、物語「初めてイコール・アース図法を見た子ども」、手紙「校長先生へ」などから選んで創作する。
13. 英語
13-1. 単語:map, accurate, continent, distort, perception
13-2. 英文を読んでみよう:The African Union supports a campaign to change world maps...
13-3. 英語で伝えよう:「地図についての考え」について英語で書く
14. まとめ
15. 発展学習
15-1. 関連テーマ:投影法の種類、GPSと地図、植民地主義と地図、宇宙から見た地球
15-2. おすすめの本:『地図の想像力』、『世界をまどわせた地図』、『地図の物語』
15-3. 家庭でできること:地図コレクションの投影法を調べる、オンライン地図の比較、ニュースで場所を確認する。
15-4. 探究テーマ例:町の地図を描く、大きさクイズ、日本の地図の投影法調査、AIで投影法を作る、など。